※予約制です。診療時間内にお電話ください。

リウマチ性疾患・女性内科

妊娠を希望されている方へ

「膠原病だけど子どもがほしい。でも、どうしたらいいのだろう」
このように悩んだり、不安になったりしていませんか?
もしこのページをお読みの貴女が妊娠することを希望しているなら、早い段階で主担当医に希望を伝えることが大切です。
以前は膠原病を罹患されている患者様の妊娠は困難とされてきました。
しかしながら医学の進歩により、膠原病の治療や管理も進歩したことで妊娠も可能になってきております。

それでも膠原病の治療薬の中には赤ちゃんに影響する薬もあり、病気の状態を安定させるために、それらの薬を使わないといけない状況も考えられます。
また病気の状態が安定していない状況での妊娠は、おなかの赤ちゃんだけでなく母体にとっても病状の悪化を招く可能性が高くなるリスクも伴います。
そこで適切な避妊の方法についても、主担当医とご相談されることをお勧めします。

膠原病の種類と妊娠の関連について

関節リウマチと妊娠

関節リウマチでは、疾患活動性が高い状態は妊娠経過に影響する可能性があるので病状が安定した状態を維持することは非常に重要です。
約半数程度の方は妊娠に伴い、関節の症状は軽快し、飲んでいる薬についても減量が可能な場合が多くあるといわれています。
しかし出産後は逆に病状が悪化する場合もあります。

全身性エリテマトーデスと妊娠

全身性エリテマトーデスでは、早産や胎児発育不全、妊娠高血圧症候群、子癇、緊急帝王切開などのリスクが上昇する可能性があります。
特に妊娠の後半と分娩後に病状が悪化する可能性があります。
以前は妊娠そのものが困難と考えられていましたが、重篤な腎臓の合併症がない患者様が病状の安定した状態で妊娠され、その後の適切な出産管理が行われた場合には母子ともに良好な経過をたどる可能性が高いという報告も出てきました。
しかし全身性エリテマトーデスの40~50%程度の患者様の妊娠経過では軽度〜中等度の病状の再燃が認められています。

妊娠をご希望の方向けの当院の膠原病治療

膠原病が安定しない状態の方は、不妊の傾向にあるというデータもあります。
当院では患者様が妊娠をご希望の場合、今使用している薬を続けても良いものか、一旦中止する必要があるのかなど、事前に治療計画をオーダーメイドで練ります。

妊娠をご希望された場合、

  • 予め服薬を中止する必要がある薬
  • 妊娠が判明するまで続けることができる薬
  • 妊娠中も使用可能な薬

がありますので、当院ではそのあたりの処方を注意深く行ってまいります。
妊娠に向けてのお薬の整理についても、当院でご相談いただくことが可能です。

院長
菱山 美絵
診療内容
関節リウマチ、膠原病、膠原病類縁疾患(難病指定疾患)、線維筋痛症、コロナ感染症後遺症(痛み、だるさ等)、女性内科(リウマチ合併妊娠、出産、更年期のご相談)、アレルギー疾患、一般内科
休診日:木曜日、日曜日、祝日  
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