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強直性脊椎炎/ 脊椎関節炎

概要

この病気は10歳頃の思春期から35歳頃の青年期にかけて見られることが多く、45歳以上で発病することは稀です。性別では男性に多いと考えられています。炎症による痛みが起こる部位は移動することがあり、安静にしているときより体を動かしたときに痛みが軽くなります。初期の段階では病状の波が激しく、強い痛みで寝込んでいたかと思うと、翌日は特段の問題なく動けたりします。一般の診療科では診断がつかないこともあるので、膠原病の専門医を受診するようにしましょう。

症状

様々な症状が起こりますが、最もよく見られるのは背中や腰のこわばり、痛みです。安静にしていると痛みが強くなり、運動すると良くなるという特徴的な症状が3カ月以上続きます。最初の頃は痛みがあまり起こらない時期もありますが、徐々に痛みが起こる時期が長くなり、最終的には常に痛みが続くようになります。重症化すると、背骨に沈着した石灰成分によって靱帯が固まってしまい、腰などを曲げることが出来なくなります。

治療

強直性脊椎炎は治療期間が長くなるので、長期にわたって痛みのコントロールなどが必要となります。そのため、日常生活でのリハビリテーションを欠かさないで下さい。長時間同じ姿勢をとらずに体を動かす、前屈みにならない、急な動きを避ける、身体を冷やし過ぎないと言った生活を心がけます。最近は非常に効果のある生物学的製剤などが出てきており当院では使用経験も豊富なため、一緒に治療を考えていきましょう。

院長
菱山 美絵
診療内容
関節リウマチ、膠原病、膠原病類縁疾患(難病指定疾患)、線維筋痛症、コロナ感染症後遺症(痛み、だるさ等)、女性内科(リウマチ合併妊娠、出産、更年期のご相談)、アレルギー疾患、一般内科
休診日:木曜日、日曜日、祝日  
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